英語の点数が上がらない簡単な理由とは?
2025/3/16
「英語のテストの点数が下がってしまった」、「授業が理解できなくなってきた」という生徒さんからのご相談をよく受けます。私自身も中学1年生の2学期に少しつまずいたことがきっかけで、まるで迷路に迷い込むように英語がわからなくなった経験が鮮明に記憶に残っています。英語では、ある単元で理解できないことがあると、その後の文法も曖昧になっていきます。そのため、「自分は理解できているつもりなのに、テストで点数が取れない…」というジレンマに陥ることが多いのです。単語を覚えていくだけでは点数につながらず、結局「がんばっても成果が出ない教科」と感じる生徒さんも少なくないのではないでしょうか。
しかし、実はこの問題は非常に簡単に解決できます。特に中学レベルの文法であれば、数週間もあればスッキリ解決することができます。私のレッスンでは、最初のレッスンで全ての生徒さん(大人を含む)の英語の理解度をチェックさせて頂いています。これは、テストをするのではなく、決まった質問をいくつかすることで正確に判断することができます。生徒さんはその理解できていない部分がテストの点数に反映されていることがわかります。言い換えれば、その部分をきちんと理解することによって、全てが整理され、高得点へと簡単につながります。生徒さんがやるべきことは、その文法構造や単語・熟語を覚えることだけです。(リスニングやスピーキングを伸ばすことは次のステップです。)もし覚えることが苦手であれば、覚えるためのサポートはいくらでも提供することができます。まずは、つまずいた部分を見つけて解決することで、点数は簡単に上がるのです。
私が初めて家庭教師をした中学2年生の生徒さんは、中間テストで24点をとってしまったそうです。彼は何となく理解できているつもりだった文法が、実はかなり曖昧な状態だったので、まずはそこを基礎から整理しました。毎日の宿題を欠かさずやってくれた効果もあり、期末テストでは85点まで点数が上がりました。ご本人も英語が好きになり、その後はケアレスミスをなくす練習をするだけで、毎回90点以上の点数を取ることができるようになりました。私がしたことは特別なことではなく、問題点を見つけてそれを解決しただけです。今、英語で悩んでいる生徒さんの中には、このように簡単に解決するような問題で悩んでいる方が多いのではないかと思いますが、できるだけ早く解決して英語が好きになってもらいたいものです。
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