英語

本当に英語は必要なの?!

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2023/10/14

英語を教えている身として、こんなタイトルの内容を書くのはいかがなものかと思うことは多々あるのですが、どんな手を尽くしても伸び悩んでいることで悩んでいる保護者の方、そして生徒さん自身へ私からの一意見として聞いてもらえればと思います。


昨今の日本では英語がどんどん重要視され、小学生でも3級や2級を受験したりする方も増えてきているように感じます。

受験の時に優遇されるから、授業料が免除になるから、周りの子が取っているから、など理由は様々です。

理由はさておき、小学生から英検を受験する子で自分から英検に挑戦したいと言ってきた子は見たことがありません。(もしかしたらいるのかもしれませんが。)

みんな親御さんの勧めで受験勉強をしています。

もちろん、小さいうちから自分の将来のことを考えて行動するなんてまだできないですし、子どもが大人になったときに困らないようにという親心なのはよくわかります。


素直に親の言うことが聞けて、且つ頭の回転が速く、物わかりのいい子であればそれはプラスに転じることがありますが、ここで私が言いたいのはその逆の子です。

よく学校のテストでは90点、100点を取っているからうちの子は前者の子どもだと思いがちなのですが、ごめんなさい、いくら学校のテストで高得点を取っていてもそれが「頭の回転が速く、物わかりのいい子」と判断できないのです。

じゃあどこで判断するの?となったかと思います。

私はこの子が前者か後者かを判断するためにはテストなどのように一目見て結果がわかるものではなく、授業をしてわかるものだと考えています。


例えば、同じ内容を同じ指導法で指導するときにすぐに習ったことを実践できるかどうかや、宿題をきちっとやってこれるかどうか、次の授業(たいてい一週間後)で前回習ったことをしっかりと復習してこれているかどうかなどです。

これらを総合的に見たうえで、その子が前者か後者かの判断がつきます。


また家庭の影響も大きいと考えています。

子どもには子どもらしく遊んでもらいたいだとか、夕飯後などリビングのテレビがついていているのが普通であったりなどでしょうか。

このあたりは各家庭のルールなどもあるので一家庭教師の私がとやかく言えることでもないのですが、子どもは親を見て成長しますから、まだ小学生ならなおさら勉強に集中できる環境づくりは大切なのではないかと思います。

それに小学生ではまだ英語の大切さなどもわからないですし、モチベーションも上がらないでしょう。


そんな状態で無理やり英語を学ぶ意味ってあるのでしょうか?

人間というものは危機感を感じて初めて自ら行動し、そこから多くのことを学び、成長していくものです。

人からいくら「後悔するよ」と言われても、「あなたのためなのよ」と言われても、ちっともピンと来ず、結局親子関係も悪化し、ストレスが溜まるばかりではないのでしょうか。


まだ私の教師経験が浅いころ、まさに英語へのモチベーションもない、完全に後者の生徒さんがいて、この子のモチベーションをどうにかしてあげようとその子の興味のあるものを授業に取り入れてみたりしたのですが、最後まで英語を意欲的に学ぶことはなかったという経験があります。

授業はしていたので中途半端に点数は取れていました。これは一見いいことのように思えるのですが、この子が本来経験すべき体験、そして学びを奪ってしまっているのです。

このことは、本当に「あなたのため」なのでしょうか。


と、長々と述べてきましたが、結局私が言いたいことは、残酷なことですが「頭の回転が速く、物わかりのいい子」でなければ小学生のうちから英検3級や2級を受験したり、英語を習得しようと躍起になるのはやめたほうがいいということです。

もちろん賛否両論あるのは百も承知です。

今一度、正直に自分を見つめてみた上でお問合せくださいね。


マナリンクにはたくさんの魅力的なプロフェッショナルの先生方がいらっしゃいますから、がんばりたい子はウェルカムです。

もちろん、私もそういう子には全力でサポートさせていただきます♪


かつての生徒さんからの感謝の声です。(この他にも多数!)

  

授業の様子などのご参考にしてみてくださいね。

みなさまからのお問合せ、お待ちしています。

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