#102 eveとevening
2022/12/24
今日はクリスマス・イブ(Christmas Eve)で、明日はクリスマス(Christmas)ですね。
早いもので、今年もあと1週間。今日から1週間後の大晦日のことを、英語ではNew
Year’s Eveと言い、元日はNew Yearと言います。
12/24…Christmas Eve 12/25…Christmas
12/31…New Year’s Eve 1/1…New Year
こうして見ると、eveという単語は、祝日の前日を表す表現に含まれていることが見えてきます。
eveを英英辞典で引いてみると、
eve: the day or evening before an event, especially a religious festival or holiday
意外なのは、eveには「前日」だけでなく「前夜」の意味もあることです。これはなぜかと言うと、そもそもeveは語源的にeveningと関係があるからです。実際、辞書でeveを引くと「夕べ、晩」という意味も載っています(ただしこれは今では古風な用法です)。
eveは元々はevenというスペリングでしたが、nが取れてeveになりました。(こうした語末のnの脱落は、maiden→maidにも見られます。)
また、evenに動名詞の-ingが付いてできたのがeveningということです。
なので、eveもeveningも、同じevenという親から生まれた兄弟だと言えます。
* * *
受験生の皆さんもいよいよ直前期に入ってきました。「過去問演習→弱点の発見→弱点の克服→過去問演習→…」のサイクルを上手く確立して、得点力をアップさせていきましょう!
この先生の他のブログ
今日の授業では、多義語term, orderの例文を訳していこう。 termについては、単数形と複数形で分けて意味を押さえておくといい。複数形termsは熟語の形で使われるのがふつうなので、この機会に熟語として覚えてしまおう。⑴は「専門用語」の意味のterm。myocardial infa...
さて、今日は2つの多義語について勉強しよう。宿題はしてきたかな?みんなには、companyとchargeという2つの多義語の例文を訳すよう宿題を出していたね。辞書を調べてもOKと言ったよね。最初はcompanyの訳し分けだ。一番有名な意味が「会社」だよね。⑴のcompanyはその意味で、「東インド会...
じゃあ次の大問に行こう。同じく学習院の問題だ。⑴は少し難しい。文頭の否定の副詞littleについて知っているかどうかが問われている。Little did I dream that I would meet you here.「ここであなたに会うなんて夢にも思わなかった」まずこのlittl...
今回は学習院大学の文法問題を見ていこう。熟語の知識もけっこう問われているので、知らなかった熟語は貪欲に覚えていこうね。まず⑴だけど、これは不定代名詞についての問題だ。選択肢のalmost, any, most, muchは、中学生でも知っているような単語だけど、これらの品詞や語法について正確に知って...