#15 授業では習わない「記号」のお話~ダッシュ編~
今回は「ダッシュ」(―)の使い方を見ていきましょう。
①挿入を示す
文の流れを一旦区切って補足情報などを導入する時に使います。2つのダッシュで挿入箇所が示されます。
Two of us ― Alfred and Ellen ― got lost.「私たちのうちの2人―アルフレッドとエレン―は道に迷ってしまった」
Two of us「私たちのうちの2人」を具体的に言い換える(イコール関係を表す)ために2つのダッシュが使われています。この場合の2つのダッシュはコンマに交換しても同じ意味になります。☞ブログ#10の「③同格関係を示す」
Two of us, Alfred and Ellen, got lost.
ダッシュの左と右がイコール関係にならない場合もあります。
I don’t know when ― and how ― he learned about it.「いつ―そしてどのようにして―彼がそれについて知ったのか分からない」
whenとand howがイコール関係というわけではありません。ここでは、whenという疑問詞にもう1つ別の疑問詞howが追加されています。イコール関係が「A=A'」というイメージなら、追加の関係は「A+B」というイメージです。ダッシュを使わずに次のように書いてもほぼ同じ意味です。
I don’t know when and how he learned about it.
②強調を示す
文末にダッシュを用いて表現を強調することがあります。
They were impressed by her beauty, her intelligence ― and her personality.「彼らは、彼女の美しさと、彼女の知性と―そしてなにより彼女の人柄に感銘を受けた」
日常会話でも、一番強調して言いたいことの前に少し間を置くことはありませんか?それと同じような効果がここのダッシュにはあると考えると分かりやすいと思います。
They were impressed by her beauty, her intelligence and her personality.
ダッシュを使わずにこのように書くと、最後のher personalityは強調されず、3つの名詞(her beauty, her intelligence and her personality)は全て対等な関係となります。
* * *
これで英文で使われる記号の説明は一旦おしまいになります。今後英文を読む時に、ここで紹介した記号の知識をぜひ使ってみてくださいね!
次回は、記号の話の番外編として、日常よく見かける記号をご紹介します。
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