英語

#69 不思議な発音記号⑤[ð]

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2022/4/2

前回は子音の[θ]を取り上げ、これは日本語には無い音であること、また喉を震わせずに発音される「無声音」であることを見ました。

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英語の子音は、「無声音―有声音」のペアを成している音が多くあります。たとえば、[s]と[z]、[k]と[g]、[p]と[b]は、それぞれ「無声音―有声音」のペアとなっています。つまり、これらのペアの間の違いは、無声音なら発音の時に喉が震えず、有声音なら喉が震えるという点だけであり、発音の際の「口の形」や「舌の位置」は同じということになるわけです。

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有声音[ð]は、無声音[θ]と「口の形」や「舌の位置」は全く一緒で、ただ喉が震えて発音されるという違いがあるだけになります。

[θ]と同じく、[ð]もスペリングではthのところで出てくる発音です。

this

they

のthはまさにこの[ð]の音です。

 

ちなみに、この発音記号[ð]の名前は「エズ」と言い、英語ではeth(あるいはedh)と書きます。この名称のth自体が[ð]の音でもあるわけです!

この文字は、大昔には英語のアルファベットとして使われていたようです。小文字のdに横棒を付けて作られたとのことです。

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