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英語

be to do の意味と用法 その1 (全3回)

2022/2/27

正月明けに1月 January の名の由来を年越し蕎麦に掛けて話そうかと思って居ましたが、時間が取れず、早2ヶ月が過ぎようとしています・・・。何か別の話題を、と。

 

大学入試に頻発する受験生泣かせ?のものに be to do の表現がありますが、これを3回に分けてざっと(長々と!?)解説してみましょう。果たして巷の参考書に記述される様に、5通り、6通りの意味を覚えなければいけないのでしょうか?

 

------------------------------------

 

https://linguapress.com/grammar/to-be.htm

この web サイトに以下の記述があります:


3. The verb to be as a modal verb 法助動詞としての be

(modal verb 法助動詞とは、can, could, will, would, shall, should, may, might, must の9種類の助動詞を指します)

 

<The verb to be is occasionally used as a modal auxiliary; but in this it is a strange verb, as it can have either a value of futurity, or a value of obligation, or something between the two, supposition. 

 In the first and third persons, it is a modal whose most common value is futurity: in the second person, its main value is one of obligation. However, this distinction is not always true.>

(以上引用)

「be 動詞は法助動詞として時に利用され、未来や義務、或いは両者の中間の意味、仮定を表す場合もあります。一人称と三人称主語には最も普通に未来を表し、二人称主語に対しては主として義務を意味しますが、この様な区別は常に正しいとは限りません。」

 

と、あり、幾つかの用例が掲載されていますので一部を引用します:。

 

The train was to leave at 8 (meaning: The train was supposed to leave at 8)

その列車は8時に発つことになっていた。

I'm to work in London next year (I'm going to / have to work in London.....)

私は来年はロンドンで働きます(働かねばなりません)。

 

He's to stand as candidate for the presidency ( He is going to stand.....)

彼は大統領選に立候補します。

The children were to stay at home that afternoon (The children were meant to / were going to .....)

子供達はその日の午後は家に居ることになっていた。

 

After that, they were to get lost. (After that, they were going to get lost).

そののち、彼らは道に迷うことになっていた。(道に迷う運命だった)

After that, they were to go home (After that, they were supposed to go home).

そののち、彼らは家に帰るべきことになっていた。

   

You're to get better marks next time. (You must get better marks ....)

君は次回はもっと良い点数を取らないとね。

When you get home, you're to go straight to bed. (When you get home, you must go straight to bed).

家に着いたらまっすぐベッドに向かうんだよ。

 

簡単に纏めれば、

一人称と三人称主語+ be to do :

 未来 (futurity) を表わす、

 be going to do に置き換え可能

 

二人称+ be to do:

 (マイルドな)義務 (mild) obligation を表わす、

 be supposed to do, be meant to do, should, must に置き換え可能

 

ですが、未来 futurity が義務 obligation に変わる場合もある訳です。この辺は前後の関係(context 文脈)から判断する必要がありますね。この点、日本語は便利なもので、be to do を、~することになっている、と取り敢えず訳せば意味が大きく外れる事はありません。

 

*modal verb 扱いされますので、適宜他の法助動詞 (should, must) に置換すると意味が取りやすくなる場合があります。

*未来表現としての be going to do (根拠を元に確かに起こり得る事、期待される事 a probable situation を予告する近未来用法、~になる、~する)に置換可能ですが、主語の意志が入る will (未来に~して遣る)、或いは根拠の無い未来を語る will (~するだろう)には正しくは置換出来ません。

* be about to do, be supposed to do, be meant to do などを引っくるめて簡略に表現する用法と考えても良さそうです。be to do 用例の意味が取りにくい場合は、間に about, going, supposed, meant などを適宜挟むと理解し易いかもしれません。

 

cf. be about to do = be arranged to do in near future, soon,  

         = be going to do or happen very soon

すぐに~する手筈になっている、すぐに~する、始まるところだ 

  (註:be about to do は時間表現の語句と共には利用出来ません)

be supposed to do

~することになっている(主に命令、規定を表す)

be meant to do = be intended to do, be expected to do

~する様に意図されている、期待されている

 

(つづく)

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