オンライン家庭教師マナリンク
古典

和歌のはなし

2023/3/13

朝ドラの影響もあってか、このところ短歌が流行しているようです。

57577」のリズムで、見たものや感じたことを言葉にしていくことは、遠く1000年以上も昔から、私たち日本人が楽しんできた遊びです。

同じものを、古文の世界では「和歌」といいます。中身は一緒です。喜んだり、怒ったり、なかには「貧しくて困っている。お米をくれ!」なんていうものもあるし、「すべきことはあるのにやる気が起こらない、今日の私」というものもあります。初めてわが子が歩き出したときの嬉しさ、亡くなってもう会えない人に向けた恋慕の思い、夏の暑さに何も考えられなくなっている等、和歌には「言葉にして伝えたいこと」がつまっています。

「その気持ち、わかる!」と思えたら、時代を超えて、場所を超えて、私たちは誰かとつながることができますね。古文や漢文を、そういう出会いの場と考えると、もっと勉強が楽しくなりますよ。


春の和歌を一つ。

み吉野の山辺に咲ける桜花雪かとのみぞあやまたれける

目で読むだけではつまらない。まずは音読してみましょう。

みよしのの やまべにさける さくらばな ゆきかとのみぞ あやまたれける


「み+地名」は、地名を飾った言い方です。

「吉野の山辺に咲いた桜。それはまるで雪かと見間違えるほど、本当に白く美しく見えるよ」

という内容です。


この和歌をよんだ紀友則(きのとものり。『土佐日記』の著者紀貫之(きのつらゆき)のいとこです。)さんは、平安時代前期の歌人(かじん)です。今の桜はピンクのイメージが強いですが、古典常識的には桜は白です。今でも白い桜ありますね。はっとするほどのあの白さを、友則は「雪のようだ」といいます。白い桜を見る時に、この歌を思い出してみましょう。その瞬間、あなたの脳内に1000年の時を超えて、この和歌がよみがえります。和歌は古くさい昔の遺物ではなく、今のあなたと共に生きる(=あなたを現代から解き放つ)ものになるはず。


古文が苦手な人、和歌が苦手な人、私と一緒に古文を楽しんでみませんか。

受験にむけた基礎力を養いつつ、過去の世界をよみがえらせる旅をしましょう。


【全5回】0から始める!和歌特訓 | 古典 | オンライン家庭教師マナリンク (manalink.jp)

〔古文〕入試で必ず出題される!頻出古典文法 | 古典 | オンライン家庭教師マナリンク (manalink.jp)

このブログを書いた先生

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

おすすめの指導コース

30,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
高校1〜3年生、浪人生、社会人
  • 古典文法が全く分からない。何をしたらいいのかわからない。偏差阿智40台の方。
  • 読解に直結する文法力を身に付け即戦力にしたい方。
  • 比較的短期間で古典文法を習得したい方。
コースの詳細を見る
古典月額コース
【文法から読解まで】「基礎から始める」古文徹底攻略
三者面談あり
無料体験あり
【文法から読解まで】「基礎から始める」古文徹底攻略
25,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
高校1〜3年生、浪人生
  • まだまだ古文文法を覚えきれていない方
  • 共通テストだけ古文を受けるの,国公立大学志望の方(文理問わず)
  • 受験科目に古文がある,偏差値55前後の私立大学文系志望の方
コースの詳細を見る
古典月額コース
古文が読めないを克服!|入試レベルの読解力を養う実践コース
三者面談あり
タイプ別
無料体験あり
古文が読めないを克服!|入試レベルの読解力を養う実践コース
26,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
高校1〜3年生、浪人生
  • 古文の勉強の仕方が分からず困っている受験生
  • 勉強の成果が出ず模試の結果が振るわない受験生
  • 部活を引退して本格的に古文の受験勉強をする高3生
コースの詳細を見る
古典単発/短期コース
【高校生・古文】大学入試対策!夏期講習60分×5回
タイプ別
無料体験あり
【高校生・古文】大学入試対策!夏期講習60分×5回
25,000
60(全5回)
高校1〜3年生
  • 🌸古文読解が苦手な方
  • 🌸模試の偏差値が取れない方
  • 🌸志望校の合格ラインを越えたい方
コースの詳細を見る
古典単発/短期コース
夏期集中講座|古文文法の短期特訓で苦手な古文を克服!
タイプ別
無料体験あり
夏期集中講座|古文文法の短期特訓で苦手な古文を克服!
28,000
60(全4回)
高校1〜3年生、浪人生
  • 短期間で古文文法を復習したい
  • 勉強の成果が出ず模試の結果が振るわない受験生
  • 古文の勉強の仕方が分からず困っている受験生
コースの詳細を見る

古典のブログ

景色が浮かぶ歌

こんにちは、講師のニシオカです。今日は鎌倉時代の歌人「藤原定家(ふじわらていか・ふじわらさだいえ)」さんの歌をご紹介します。夕立の 雲間の日かげ はれそめて 山のこなたを わたる白鷺(ゆうだちの くもまのひかげ はれそめて やまのこなたを わたるしらさぎ)和歌は声に出してよむのが基本です。さぁ、5/7/5/7/7のリズムで声に出してみましょう。どんな景色が見えますか?夏らしい、夕方の一時的な雨があがって、空を見あげると、雲の間から夕方のちょっとオレンジがかった光が一面に広がりはじめているようです。山があって、その山の手前を白鷺がゆったりと飛んでいく・・・・・。いかがでしょう。見えましたか?写真...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/8/9

語尾を省略しがちなのはいつの時代も同じ

こんにちは、マナリンク講師のともこです。咄嗟の気持ちを表現する時、「おもろっ!」「つらっ!」「すごっ!」なんて言いますよね。語尾を省略した表現。もちろん「おもしろい」「つらい」「すごい」も使うけれど、より気持ちがこもってる感じがするのは前者です。実は、古文でも同じような表現があるんです。「おもしろい」「辛い」「すごい」現代語ではいずれも形容詞ですが、古文単語にすると、「おもしろし」「うし」「めでたし」という形容詞になります。古文文法では、「あな」という感動詞➕形容詞の語幹で感動を表す、という使い方があります。この用法で上の形容詞たちを感動表現にしてみると、「あなおもしろ!」   「あなう!」 ...続きを見る
ともこの写真
ともこオンライン家庭教師
2026/7/18

かき氷は上品?

はじめまして、マナリンク講師のともこです。いよいよ暑さが本格的になってきました☀️夏といえばかき氷!平安の世にもかき氷、ありました。枕草子第42段「あてなるもの。…削り氷にあまづら入れてあたらしきかなまりに入れたる。水晶の数珠。藤の花。梅の花に雪のふりかかりたる…」そう、「削り氷」がかき氷です。「あまづら」は甘みのある植物を煮詰めて作った蜜のようなもの🍯、らしいです。一説にはアマチャヅルとも。アマチャヅルのお茶を飲んだことがありますが、ホントに甘かった思い出があります。「かなまり」は金属製のお椀。金属の入れ物に入った冷たいものというと、個人的には焼き肉の締めに食べがちな冷麺を思い出します。平安...続きを見る
ともこの写真
ともこオンライン家庭教師
2026/7/9

ワールドカップ(サッカー)といえば、、

こんにちは、講師のニシオカです。ワールドカップが始まりましたね~日本は初戦のオランダ相手に、なんとなんと同点でした!!さて、サッカーといえば、日本人は1000年前からボールを蹴っていました。そう、蹴鞠(けまり)ですね~こんな和歌もあります。照りもせず風のどかなる夕暮れに声々しるき鞠の数かな(為家集より)「てりもせず・かぜのどかなる・ゆうぐれに・こえごえしるき・まりのかずかな」5/7/5/7/7のリズムで音読してみましょう。どんな景色が頭に広がるでしょうか。心地の良い夕方に、蹴鞠をしながら数える声がはっきり聞こえてきそうですね~(蹴鞠は、複数人でリフティングする遊びです。みんなで地面に落ちないよ...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/6/15

古典にも出て来る台風

こんにちは、講師のニシオカです。台風6号で、本日の外でのお仕事が延期となりました。強い風と雨です。こんな日は静かに読書をしたり、掃除をしたり。さて、台風は古典作品にも登場します。例えば、かの有名な『枕草子』。・・・野分(のわき)のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ。・・・(台風の次の日こそ、とてもしみじみとした風情があって、おもしろい。)「台風」をテーマにするなら、テレビのレポーターのように「強い風です!からだが飛ばされそうです!」とか、「雨がはげしくて、夜も眠れない!」などと、そのスケールの大きさを扱いたくなるものですが、さすがは清少納言。ちょっと視点がユニークです。「台風でいろんなも...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/6/3

音読する楽しさ

こんにちは、講師のニシオカです。和歌や漢詩など、古典のなかには「もともと音読していたもの」があります。(もちろん遠く離れた人へは紙に書いておくることもありますが。)教科書に載っているものを、時には音読してみるのも楽しいですよ。音読することを前提に作られたものは、きっとその作者によって、「音のリズム」「押韻(おういん)」「対句(ついく)」などの計算がなされていますから。和歌は、今の短歌として、その命がつながっています。「5/7/5/7/7」で読みあげると、いきいきと心に響く作品も数多くあります。たとえば、これ。「たんぽぽの 綿毛飛んでけ どこまでも さよならだけが 人生だから  by.ありんこ」...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/5/15

この先生の他のブログ

ニシオカの写真

景色が浮かぶ歌

2026/8/9
こんにちは、講師のニシオカです。今日は鎌倉時代の歌人「藤原定家(ふじわらていか・ふじわらさだいえ)」さんの歌をご紹介します。夕立の 雲間の日かげ はれそめて 山のこなたを わたる白鷺(ゆうだちの くもまのひかげ はれそめて やまのこなたを わたるしらさぎ)和歌は声に出してよむのが基本です。さぁ、5/...
続きを読む
ニシオカの写真

過剰なこだわり

2026/8/9
こんにちは、講師のニシオカです。「この場所でないと勉強できない」「この環境でないと集中できない」という声をよく聞きます。「塾でないと…」「無音でないと…」。たしかに望ましい環境は人それぞれあると思います。よりよい環境でこそパフォーマンスが実る、ということもあるでしょう。ただし、勉強とは短期的な取り組...
続きを読む
ニシオカの写真

熱意や興味だけでは足りない理由

2026/6/24
こんにちは、講師のニシオカです。総合型・学校推薦型の新規生徒さんは、「あるトピックスへの熱量」や「なんとなくの興味の高さ」は皆さんお持ちなんですが、その段階で満足して留まっている人が多いんですね。志望理由書や小論文も、その路線で書こうとしているので注意が必要です。私は、熱量や興味だけでは合格しないと...
続きを読む
ニシオカの写真

「読める」と「書ける」

2026/6/23
こんにちは、講師のニシオカです。「読めるけど、書けない漢字」ってありますよね。なんでもなく読めるのに、いざ「書け」と言われたら、「あれれ…どんな漢字だったかな」と不安になるものは、みんなあります。読めるからこそ「わかっている」という過信が生まれるものです。入試の国語は、とにかく書かせます。課題文の内...
続きを読む