高校数学が難しく感じる原因と解決法
2025/1/24
高校数学でつまずく人も多いでしょう。私もその一人でした。
中学までの数学なら得意だったのに、高校数学で苦手意識を持つようになってしまう人も多くいます。
なぜでしょうか?その原因をいくつか考えてみたいと思います。
◉授業スピードが速い
中学までの頃と違って、高校での授業はそのスピードが速く、わからない点でつまずいていると一瞬で置いてかれてしまいます。
しかも数学は積み上げの科目なので、前の分野がわからなくなると次からはもう何もわからないという現象に陥ります。
◉数学記号に振り回される
高校数学になると、それなりに数学らしい(?)記号が登場します。順列Pや組合せC、和の記号Σなどなど。これらをよくわからないまま振り回すようだと問題が解けずに苦労します。
また、こうした記号は見ただけで「ムズカシイ!!」と思ってしまう人もいます。
◉範囲が多い
高校課程では、中学の時と比べると扱う範囲が膨大です。本来は繰り返し問題を解いて習熟を図るべきですが、その時間が思うように取れないことも原因です。先取り学習している人とそうでない人との間には大きな差が生まれてきます。
◉複数分野の組合せ問題が多い
特に模試になると複数分野の応用問題出がちです。こうした分野横断型の問題は、基礎を柔軟に使いこなせないと解けません。解法暗記だけでは厳しくなってくる所以です。
ではどうすれば解決できるのでしょうか?
⭐︎定義をちゃんと言えるか確認
最も基礎の基礎となるのは「定義」です。基本問題を解くことではありません。まず、用語の定義がきちんと頭に入っているかを確認しましょう。
⭐︎基本問題を定義に基づいて解く
ただ基本問題を解いてもあまり効果はありません。定義に基づいて解けるかをよく確認してください。解いているときに、「人に説明できるか」も要チェックです。
⭐︎公式を導出する
公式はどんどん導出の訓練をしましょう。導出の中に数学の発想がたくさん詰まっています。自分で扱う公式は何度も導出の練習をしましょう。
⭐︎典型問題を反復演習する
どのように基礎を運用しているのかを確認しながら、典型問題は何度も解いてください。最終的にスラスラ解けるようになったらその問題はクリアです。ここの反復を抜かす人が多いです!!それでは絶対に伸びません!!
⭐︎応用問題・入試問題にたくさん当たる
応用問題や入試問題にどんどん当たりましょう。その中にたくさんの発想が隠れています。発想の仕方を学びましょう。また、その中で基礎の再確認をしましょう。これかなり大事です。実は基礎力とはこうした応用問題や入試問題の中で磨かれるものです。基礎固めというのは、確かに基礎問題を解くことも含まれますが、その運用の仕方を応用問題などで学ぶことまで含まれます。
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数学を専門にされている先生、数学を克服してきた先生がどのように数学を考えているのか知ることができる絶好のチャンスです!
授業の中で自分の考えの癖を見抜き、勉強のヒントももらえます。数学の先生に伴走してもらえるだけでも自信になります。
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