【小数や分数の文章題が解けるようになる方法p2】〜等分除の考え方を使おう〜
2024/8/25
前回の記事で、わり算の2つの使い方を紹介しました。今回は、そのうちの1つである「等分除」の考え方がどのように役立つのかについてご紹介します。
【問題】
4.5㎡の板を塗るには7.2Lのペンキが必要です。1㎡の板を塗るには何Lのペンキが必要ですか。
【解説】
立式するのに少し迷ってしまいそうな問題ですね。
例えばこのような問題だったら簡単です。
「7.2Lのジュースを3人で分けます。1人分は何Lですか。」
式「7.2 ÷ 3 = 2.4」 答え「2.4L」
7.2を等しく3つに分けたときの1つ分を求める、「等分除」の考え方です。
「3人」が「4人」になっても「5人」になっても、たとえ「4.5人」になっても、1人分の量を求めたいときは人数で割ればよいのです。
同じく、今回の問題がこのような形だったらどうでしょう。
「3㎡の板を塗るには7.2Lのペンキが必要です。1㎡の板を塗るには何Lのペンキが必要ですか。」
おそらく「7.2 ÷ 3」とすぐ立式できるのではないでしょうか。
「3㎡」が「4.5㎡」になっても、1㎡分のペンキの量を求めることは変わらないため、同じように「7.2 ÷ 4.5」で求めることができることがわかります。
「等分除」の考え方を体に染み付かせておくと、小数や分数の文章題でも正しく立式することができるのです。
算数が苦手な小学生のみなさん、一緒に勉強して得意になっちゃいましょう!
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