【古文の勉強法】共通テスト対策「文脈ってどうやってとるんですか?」
2024/6/17
夕霧くんは模試の成績がめちゃ優秀だった
↓
先生たちが「やはり前世の行いが素晴らしいのでしょう」と言ってむせび泣く
↓
光源氏も泣いた
さて、なぜ光源氏は泣いたのでしょうか?
文脈をとるというのは、今読んでいる文章と前の文章との整合性をとることを言います。
別の言い方をするなら、あなたが欲しい情報は「前の文章までに言及されています」。
上に矢印で示した問題は誰でも理解できるでしょう。
しかし「古文」で書かれてたら理解がむずかしい?
じつは現代文も英語も古文もまったく同じですが、今読んでいる文章と前の文章の関係を絶えず意識しつつ読解の訓練をするしかありません。
なぜなら、文脈をとるというのは、文法に対する「絶対的な」信頼がないとできないからです。
文脈を取れない人は文法をあまり信頼してない、すなわち問題演習量が圧倒的に少ないのです。
上の矢印で示した問題の簡単さが、それを如実に表しています。
この先生の他のブログ
東京ローカルのMXテレビに出ます。たぶん3回目です。以前お世話になったディレクターさんはわいせつ容疑で逮捕されたので(笑)――お昼のニュースをなんとはなしに見ている時に知っている人の名前が出てくるのって不思議な気がしますよね(笑)――、今回は「はじめまして」のディレクターさんと打ち合わせしています。...
志望理由書は「過去、現在、未来」というストーリーで書きます。具体的には以下。高校でこういう勉強をやってきた。その結果、これがわかった。これができるようになった。しかしこれがわからないので、貴学貴学科で勉強したい。卒業後はこういう仕事をとおして、こういう社会貢献をしたい。これだけです。わたしたちはふつ...
共通テストの古文漢文は、基礎力に加え、推論読みの力が必要です。具体的には、作問意図は以下の3点です。1、基礎的な文法知識をもとに高校生が絶対に読めなくてはいけない箇所2、推論読みのスキルが必要な箇所3、適当に読み飛ばしても、何ら問題のない箇所以上の3つのパートが共通テストの古文漢文には存在します。以...
だれしも能力の限界をもって生まれてきていますから、どんなに頑張っても成績が頭打ちになることはあります。しかし、多くの生徒は、希望する大学と自分の能力の限界との関連をなんとなくであっても理解しているように、私には見受けられます。例えば、香川大学に行きたいという人は、「私には東大は無理だ」ということを知...