【高校受験・大学受験】社会の苦手単元は「全部やり直さない」
夏休み後半に効率よく点数を伸ばす「弱点集中型」勉強法
8月も中旬に入り、夏休みも後半戦に入ってきました。
この時期になると、
「まだ歴史が全部終わっていない」
「地理の苦手分野が残っている」
「夏休みの計画より遅れている」
と焦ってしまう受験生も少なくありません。
しかし、ここで最初からすべてをやり直そうとする必要はありません。
むしろ夏休み後半に大切なのは、
「自分が点数を落としている場所を見つけ、そこに勉強時間を集中させること」
です。
社会は範囲が広い教科だからこそ、すべてを均等に勉強するよりも、弱点を見つけて集中的に補強した方が効率よく得点を伸ばせます。
今回は、高校受験・大学受験それぞれについて、夏休み後半に実践したい「弱点集中型」の社会の勉強法を解説します。
■「苦手」と「知らない」は同じではない
まず最初に確認したいのが、
「苦手だから復習する」だけでは不十分
ということです。
例えば歴史の問題を間違えたとしても、その原因はいくつか考えられます。
① そもそも知らない
「日明貿易」という言葉自体を知らなかった。
→ 基礎知識を覚える必要があります。
② 知っているけれど思い出せなかった
用語は見たことがあるけれど、問題になると出てこなかった。
→ 反復が必要です。
③ 知識はあるけれど問題を解けなかった
資料や文章と組み合わされると判断できなかった。
→ 演習が必要です。
この3つを区別するだけでも、勉強の効率は大きく変わります。
■まずは「間違い」を分類してみよう
夏休み後半に入ったら、最近解いた問題を一度振り返ってみましょう。
例えば、
模試
学校のワーク
夏期講習の教材
過去問
一問一答
などです。
そして、間違えた問題を次の3種類に分類します。
A:知識不足
そもそも知らなかった。
B:記憶不足
覚えたはずなのに思い出せなかった。
C:思考・資料読解不足
知識はあるのに、問題形式になると解けなかった。
この分類をすると、
「自分は社会が苦手」
という曖昧な状態から、
「自分は何が原因で点数を落としているのか」
という具体的な状態に変わります。
■高校受験生は「3分野を全部均等にやらない」
高校受験では、
地理
歴史
公民
をすべて勉強する必要があります。
しかし、毎日すべてを同じ時間勉強する必要はありません。
例えば、
歴史が80点レベル
地理が60点レベル
公民が40点レベル
なら、
公民に最も時間をかけるべきです。
もちろん、得意分野を完全に放置する必要はありません。
しかし、
「伸びしろが大きい分野に時間を配分する」
という考え方が重要です。
■高校受験の「弱点集中型」学習例
例えば、地理の「日本の産業」が苦手だったとします。
いきなり地理全範囲をやり直すのではなく、
STEP1
教科書・資料集で「日本の産業」を確認する。
↓
STEP2
農業・工業・漁業などの基本事項を一問一答で確認する。
↓
STEP3
統計資料やグラフ問題を解く。
↓
STEP4
間違えた問題を解き直す。
↓
STEP5
数日後にもう一度確認する。
このように、
「基礎→確認→演習→復習→再確認」
と絞って取り組みます。
■大学受験生は「苦手分野×頻出分野」を優先する
大学受験では、さらに優先順位が重要になります。
特に世界史・日本史では、
「苦手だけれど、入試でほとんど出ない」
という分野に大量の時間を使う必要はありません。
逆に、
「苦手で、しかも頻出」
という分野は最優先です。
例えば世界史なら、
宗教改革
大航海時代
市民革命
帝国主義
二つの世界大戦
など、複数の時代・地域と関連するテーマは、単独の用語暗記だけでなく流れまで確認しておきたい分野です。
日本史でも、
幕藩体制
明治維新
自由民権運動
日清・日露戦争
戦後史
など、政治・社会・経済を関連付けて理解することが重要です。
■地理は「知識」より「理由」を確認する
地理で苦手分野を復習するときは、
「何があるか」
だけで終わらないことが大切です。
例えば、
「なぜこの地域で米作が盛んなのか」
「なぜこの地域に工業が集中しているのか」
「なぜこの国で特定の農産物が多く生産されるのか」
と考えてみましょう。
地理は、
「場所+特徴+理由」
をセットで覚えると、資料問題にも対応しやすくなります。
■社会が伸びない人ほど「最初から全部やり直す」
社会が苦手な受験生によくあるのが、
「もう一度最初から教科書を読み直そう」
という勉強です。
もちろん基礎の総復習が必要な場合もあります。
しかし、ある程度学習が進んでいる受験生なら、
全部を最初からやり直すより、間違えた場所をピンポイントで復習する方が効率的です。
例えば、
「江戸時代は大丈夫。でも明治時代が弱い」
のであれば、明治時代に集中する。
「地理の基本は分かる。でも統計問題が苦手」
なら、統計問題を集中的に解く。
このように、
「自分の弱点を具体化する」
ことが夏休み後半の重要なポイントです。
■1週間のおすすめ学習スケジュール
高校受験生
月曜日
歴史の弱点復習
火曜日
地理の弱点復習
水曜日
歴史の演習
木曜日
公民の弱点復習
金曜日
地理の資料問題
土曜日
3分野の総合演習
日曜日
1週間の間違い直し
毎日すべての分野をやる必要はありません。
曜日ごとに重点分野を決めることで、集中して学習できます。
■大学受験生の場合
大学受験では、
「弱点補強」と「通史・全体確認」を並行して進めましょう。
例えば、
月・木
通史+一問一答
火・金
弱点テーマの集中復習
水
資料問題・テーマ史
土
実戦問題・過去問
日
間違い直し+復習
という形です。
特に8月後半は、
「知識を増やす」だけでなく「知識を使う」時間を確保する
ことを意識しましょう。
■夏休み後半に「捨てる勉強」も決める
限られた時間の中で成果を出すには、
「何をやるか」だけでなく、
「何を今はやらないか」
を決めることも大切です。
例えば、
「すでに9割近く取れる単元を毎日1時間復習する」
より、
「5割しか取れない頻出単元を重点的に復習する」
方が、点数アップにつながる可能性があります。
もちろん、得意分野の維持は必要です。
ただし、夏休み後半は、
「弱点を減らすこと」
を強く意識してみてください。
社会は「理解→反復→演習」のサイクルで伸ばす
社会は暗記科目と思われがちですが、入試ではそれだけでは足りません。
おすすめは、
理解する
↓
覚える
↓
問題で使う
↓
間違える
↓
原因を分析する
↓
もう一度覚える
というサイクルです。
特に、
「問題を解いたけれど間違えた」
という瞬間を無駄にしないことが重要です。
間違いは、
「自分がまだ得点できない場所を教えてくれる教材」
だからです。
■まとめ
8月も中旬に入り、夏休みの残り時間も少しずつ減ってきました。
だからこそ、ここからは「勉強量を増やす」だけではなく、
「点数につながる勉強に集中する」
ことを意識しましょう。
社会の苦手単元を見つけたら、
知識不足なのか
記憶不足なのか
演習不足なのか
を確認する。
そして、
基礎確認→一問一答→資料・問題演習→解き直し→再確認
という流れで集中的に復習してみてください。
社会は範囲が広いからこそ、すべてを完璧にしようとして時間を失わないことが大切です。
夏休み後半は、
「自分の弱点を見つけ、その弱点を一つずつ減らす期間」
にしていきましょう。
もし、
「どこから復習すればいいのか分からない」
「勉強しているのに社会の点数が安定しない」
「志望校に合わせて優先順位を決めたい」
という場合は、ぜひご相談ください。
現在の成績や学習状況を確認し、残りの夏休みで何を優先すべきなのか、一緒に整理していきましょう。
この先生のおすすめコース
- 難関高校(県立トップ校・私立上位校)を目指す生徒
- 社会が苦手で、「覚えるだけ」から抜け出したい生徒
- 定期テスト対策だけでなく、高校受験の記述・資料問題にも対応できる力をつけたい生徒
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社会のおすすめの指導コース
- 勉強するってどういうこと?な方
- 学校のワークなど頑張っている割に点数がなかなか上がらない方
- 高校受験と定期試験は違うものと思ってしまっている方
- 社会が苦手な中1~中3生
- 社会の成績をあげたい中1~中3生
- 学校の先生に「中学の内容の復習が必要」と言われた高校生
- 地理を共通テストに使用して受験する高校生
- 地理を改めて復習したい方
- これから地理を学ぶ方
- 早慶・MARCH・関関同立など難関校志望者で現代史の学習が追い付いていない生徒様
- 大問で現代史の学習が必要な生徒様
- 学校で現代史の学習が進んでいない生徒様
- 京大世界史の論述問題に取り組み始めるも、周囲に添削してもらえる人がいない人。
- 京大世界史のとくに論述問題にどう対応してよいかわからない人。
- 京大世界史を学ぶにあたって何から始めてよいのかまったくわからない人。