高校数学

あしまる通信:第3回【高校数学で勉強したいこと】

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2021/8/7

みなさん、こんにちは。家庭教師のあしまるです。

8月も半ばですが、みなさん夏休みの宿題は順調に進んでいるでしょうか?ぼーっとしているとあっという間に終わっているのが夏休みです。まだ済んでいない人は計画を一度見直してみましょう!


さて、今回から「数学の学び方」について扱っていきます。今回はこちら↓


高校数学で学びたいことは?

そもそも、数学って何を勉強するのでしょうか?とにかく計算できたほうがいい?ひたすら問題を解いて解き方に慣れたほうがいい?

いずれも、間違ってはいないのですがそれは本質ではありません。そもそも計算も問題演習も数学の学習においては補助的な学習でしかありません。ちょっと海外を覗いてみるとそのことがわかります。例えば、カナダの数学の授業では、グラフを書くときにコンピューターを使って描画したり、実際のテストもコンピューターで行ったりするそうです。計算なんかはコンピューターがやってくれますから、いよいよ生徒本人に要求されているのは「数学的思考」ってわけです。

↑授業を受けている人ならわかるDesmosくん。自分で使えますか?

じゃあ一体、私たちは何を学べばいいのか?有名な参考書である「チャート式」では以下のように説明されています。

さまざまな問題に立ち向かっていくには
自分の頭で考え、解決の糸口を見つけて行く力 …… 思考力
問題解法のポイントを的確に見抜く …… 判断力
を身に付けていくことが学習のカギとなります。
増補改訂版 チャート式 基礎からの数学I+A (数研出版) 13ページより


なるほど、「思考力」と「判断力」が重要なんですね。でも、これってどうやって身につけるのでしょうか?


今までに習ったことを活用する

まず第一歩としてやってほしいのは「今までに習ったことを活用する」ことです。例えば、今時分の手元に持っている「数学I」の教科書の最初の単元を開いてみてください。そこにはちょっと(結構?)複雑な文字式や、中学の時にもやった乗法公式が並んでいるはずです。

これを「中学の時にやったから楽勝ー!」としたり、「この青い四角の中に入ってる公式を覚えればいいんでしょ?」ってなっている人は数学ができていません。大切なことは「どういう理屈で公式が生まれたのか?」と「今扱っていることを、今後の数学で使っていくんだな!」っていう意識です。

余談ですが、数学の教科書に載っている公式の大半は覚えていなくても大抵なんとかなります。というか、私自身よく覚えていないものもありますし、今まで指導した数学が得意な生徒たちも忘れているときは忘れています。

公式なんて、覚えるもんじゃなくてやっているうちに覚えちゃうものです。理屈を理解しているから、簡単な公式は忘れないですし、複雑な公式であっても理屈のおかげで思い出せます。

閑話休題。結局数学はどこまでいっても「国語」であり、教科書の内容を読むことができるかが大事なわけです。だから皆さん、数学の教科書を開いて文章を読んでみましょう。その文章には必ず、「今までに習ったこと」が書かれているはずなのです。わからない記述があるなら、質問をしていきましょう。

みなさん、わかりやすい解説を探してるつもりで使いこなせるかもわからないような「問題の解き方」を探してしまっているんですね。

どうせ数学の専門家にならないんだけど!?入試の問題さえ解ければそれでいいんだけど!?

という人のために、次回はそういう姿勢で解き方ばかり追い求めるとどうなってしまうのか?を扱っていきます。題して「わかりやすい、が本当にわかりやすいかはわからない」です。


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1ヶ月単位で取り組む問題を設定し、週2回指定した問題を動画付きで解説いたします。動画の内容は参考書にあるようなものではなく、「実際に解くときに、一体何を考えて解こうとしているのか?」を説明していきます。

詳しくはチャットでお問い合わせいただくか、以下のURLより詳細を御覧ください。

https://manalink.jp/teacher/7398/courses/1163

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