#2 英語学習の道具たち~参考書編~
2021/4/28
ブログ#1では、勉強を始めるにあたって、まず「目標」を見据えること、それからそこにたどり着くための「準備(道具を揃えて経路を決める)」をしなくてはいけないことをお話ししました。
このブログを見てくださっている人のほとんどは、英語学習の目標が「入試に合格する」ことだという前提で話を進めます。
ここでは大切な「道具」の1つである「参考書」について見ていきましょう。参考書と問題集の違いは、「説明が中心なら参考書、問題が中心なら問題集」ととりあえず大雑把に考えておきましょう。
参考書には主に2つのタイプがあります。1つは「通読のための参考書」、もう1つは「分からないことがあった時に調べるための参考書」(基本的には分厚い)です。
通読のための参考書は、「読者にあるテーマについて理解してもらうこと」を目的に書かれていますので、自分のよく知らないことを理解したい時に、言い換えると知識をインプットしたい時に読むものです。もちろんそうした参考書もレベルや読者層は様々なので、本のタイトルや前書きを見て、中身を少し読んでみて、自分に適しているかを確認する必要があります。
もう1つの、分からないことを調べるための参考書も1冊持っておくと安心です。さっきの通読のための参考書を読んでいて分からないことがあった時には、分厚い網羅的な参考書で疑問を解決しましょう。
左は通読用の参考書。英語が苦手な人向けに高校英文法を解説している。240ページ(別冊を除く)。
右は分からないことを調べるための参考書。高校英文法の全分野を網羅的に解説している。653ページ。
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