国語

色ペンの実践活用法(暗記・復習・現代文)

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2022/2/16

(受講ご希望の方も、ご一読お願い致します。)


皆さんのペンケースには何色のペン、マーカーが入っていますか?

色ペンは日常的に使うと思いますが、「色の活用」を意識していないという学生さんは案外多いんです。授業の体験をするために、子供にどんな筆記用具を持たせれば良いかと、問い合わせをされる保護者さんも結構多くいらっしゃいます。ただ綺麗にすればいいというわけではありませんが、活用法によっては学習はスムーズになりますよ。

この記事では、私がお勧めする色ペンの活用法をご紹介します。

(記事の最後に現代文の学習ノート作成を少し細かくご紹介しています。)


色づけの価値は「見やすさ」

当然と言えば当然ですが、黒一色で記すよりも見やすいノートが仕上がるでしょう。色付けの第一の目的は「見やすく残すこと」ですね。試験や入試では、黒一色で受験するわけですから、色は使いません。時間を制限しての演習や、何度も書いて覚えるなどの目的ではなく「学んだことを、近い将来忘れてしまって復習するであろう自分へのメッセージ」としてノートするわけです。理解が薄れた時の自分にわかりやすいノート。それが色付けの基本となります。



私のおすすめセット

フリクションボールペンとマーカーの二種類があると良いです。

書き直しができるので、フリクションはお勧めです。ボールペンは文字を書くため、マーカーは強調度や内容別に色分けするために使います。必要な色数は、授業を受ける先生によっても違うとおもいますが、受験業界で色々な先生の板書を見てきた感覚からすると3色が丁度良いのではないかとおもいます。人が一度に意識できる事柄は三つまで、とする説もあります。



どんな時に何色を使うのか

色分けルールは自由ですが、自分の中では統一されていることが大事です。その時その時で、色使いのルールが違うと、綺麗なだけで実際は見にくいノートになってしまいます。これは、学生の授業ノートに限らず、社会人の手帳術でも同じことが言えますよね。


例えば…

赤:直近の生産性が高く、自分にしかできないタスク

青:直近の生産性が高いが、誰かに任せるべきタスク

緑:将来重要になるが、すぐに着手しなくても良いタスク

黒:重要性が低く、何も生み出さないメモ

こんな風に、手帳に記載するルールを決めておくことで、手帳に機能性が備わります。また同じ色使いの反復が、集中力も高めてくれると言います。逆に言えば、都度違う色使いでは集中力に欠いてしまうわけですね。


勉強に使いやすい色分けを以下に紹介します。


①単語帳や一問一答集の暗記

黒→青→緑→赤、といった感じで「重要性」や「危機意識」を高める使い方です。覚えてなかったり、間違えたりしたらチェックを入れます。

このように、周回しながら色分けします。間違えが多い物ほど、強い色を含んで色が重なります。単語の見直しをする際に、その時使える時間に合わせて「赤ありだけ」「緑ありまで」と絞ると、弱点だけ見直せるでしょう。



②模擬試験の解き直し・赤本演習

こちらも緊急度によって色分けします。模擬試験は試験終了後から一週間以内と、成績表が返ってきた時の2回復習すると良いですね。成績表添付の資料には多くの場合、大問毎に平均点や、細やかなものだと正答率などが書いてあります。これを自分の成績と照らし合わせましょう。

後々たまった模試を復習する際に、時間短縮になります。入試に満点は必要ありません。必要な問題を効率よく絞ることも大切です。また、入試直前期は自分もライバルもめいいっぱい勉強しています。勉強時間では差がつけられない時期は「みんなが苦手な難問の対策」が鍵を握ることもあります。



③私の授業ノート(現代文)

この記事も冒頭でも表示していますが、私の講座の板書例です。

二項対立を考える場面の多い現代文ですので、プラスマイナスがわかりやすい色使いを採用しています。もちろん、題材によって色付けは違っていることもありますが、色の変わり目になる逆接記号や対比記号に着目して、丁寧に反復読解することで、目の中で色分けできるようになると良いですね。

<ルールの一例>

赤系:筆者の持論、メインテーマ、肯定的表現

青系:一般論、メインテーマとの比較対象、否定的表現

緑系:具体例、補足説明など中間要素、他



最後にまとめ

綺麗にノートを残すことが最終目的ではないことを確認しましょう。ノートだけが綺麗でも、実際に頭に入っていないのでは、使い物になりません。あくまでも、効率よく身につけるためのノートです。


皆さんの参考になれば幸いです。

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