結果を出したい!オンライン個別指導でも成果を出せない人の特徴7つ
2021/9/15
オンライン個別指導は、自分に合う先生が全国・世界中から選べるというのが最大のメリットです。
昨今の状況もあってオンライン個別指導の需要は急速に高まっています。大手の教育関連企業でもオンライン家庭教師を大きく宣伝するようになってきました。すでにオンライン個別指導を受講している方も多いでしょう。
でも、こんな悩みがあったりしませんか?
先生の自己紹介には「○○に合格した」とか「○○アップした」とか大きい成果がたくさん紹介されているけど、自分は同じ先生の授業を受けているのにそういう成果が出ない。でもそれを先生に言いだすこともできずモヤモヤしている。
もちろん担当の先生はあなたのことをよく見て、どうすればよいかを常に考えています。しかし、筆者が自分の指導力不足をたなにあげるつもりは全くないのですが、オンラインでの個別指導に限界があることもたしかです。
この記事では、オンライン個別指導でも成果を出せない生徒の特徴を紹介します。心当たりのある場合は思い切って担当の先生に相談してみてください。
1.飽きっぽい
特に低学年の生徒では顕著でしょう。筆者は小学生の個別指導を担当した経験がほとんどないのであまり実感としてはないのですが、小学生を担当している先生からこの話はよく聞きます。
そしてこれは高校生でもまれにあることです。多少の雑談には応じますが、重要なポイントの確認がはじまって先生も生徒もいちばん集中しなくてはいけないときに、生徒の方からいきなり雑談が始まることがあります。
筆者の場合は「生徒からの雑談を無視して解説を進める」「たしなめる」「集中できていないと察し、雑談にのって仕切り直しをする」のいずれかで、仕切り直しにすることが多いです。でもこれが頻発すると授業が進みません。
必要に応じて休憩時間をはさみますので、そう先生に伝えてください。
2.反応がほとんどない
直接対面と違ってオンラインでは画面越しにしか生徒の様子がわかりません。先生は画面を通して生徒の様子を把握しようと常に努力しています。問いかけや呼びかけへの応答、表情、しぐさ、声のトーン、書画カメラがあればそれを通しての手元の様子など、画面越しのあらゆる情報をチェックして生徒の様子を把握するよう努めています。
しかし呼びかけても返事をしない、あるいはうなずくだけ、説明をさせても「フツーに計算しました」の一言ぐらいしか言わない、質問もしない、そして3のようにカメラが天井を向いていたりすると、教えるほうはもはや絶望的にさえなります。生徒の状況がまったく把握できないからです。
これだと大教室で授業を聞いているのと何も変わりませんし、オンライン個別指導の画面をテレビを見ているような感覚で受講しているとしたら、もはや個別指導を受けるメリットはありません。筆者も、大教室でやるような授業をオンライン個別指導ではしたくありません。
1対1だと緊張しすぎて話ができないという理由もあるかもしれませんが、このような生徒の場合、個別指導はあまり向いていないかと思います。緊張せず気楽に視聴できるオンデマンド動画教材の利用をお勧めします。
3.カメラが天井を向いている
顔出しが恥ずかしいならせめて書画カメラで手元をうつすようにしましょう。この写真↓↓↓のような状況で、しかも呼びかけても反応がないとなると、先生はどうしていいのかわかりません。
4.部活等で疲れ切って全く集中できない
高校生になると部活動が盛んになります。早朝から夕方遅くまで練習でくたくたになる日々を過ごしていると思います。そして夜9:30からのオンライン授業となると、もはや疲れ果てて睡魔との戦いになるだけです。
筆者もいちどオンライン個別指導で目の前の生徒に熟睡されてしまったことがありました。もちろん筆者の方は内容やデリバリーの工夫など、さまざまなノウハウを使います。しかし個別指導とはいえやはり画面越しなので、先生の側から伝えるのは声と画面が中心です。生徒の方がテレビ閲覧モードに入ってしまうともうどうにもなりません。直接対面なら実験などの小道具を使うこともできるのですが、オンライン指導での難しいところです。
このような生徒の場合、オンライン個別指導に頼るのではなく、学校の授業時間中にすべて理解できるよう努めましょう。
5.予習も宿題も何もやっていない
予習や宿題をやっていなくても、オンライン個別指導は学校と違ってペナルティがあるわけではありません。ついついメンドウになって予習も宿題もしないで、時間になったらクリックするだけのルーチンとなっていませんか。
筆者も予習課題と宿題を出しますが深追いはしていません。きちんとやる生徒はやるし、やらない生徒は言っても何もしないからです。とりあえずは予習や宿題がなされていないことも想定して授業を組んでいますので、準備ナシの生徒が目の前にきても授業はできますが、果たして成果は...
週1回1時間の個別指導だけで成績を伸ばそうといってもそうはいきません。学校では同じ科目を週に3時間も4時間もやっています。特に学校のカリキュラムから遅れてしまっている場合、時間をかけて追いつかなければいけない状況なはずです。それにも関わらず予習や宿題を何もしないでオンライン授業に頼るのはちょっと違うでしょう。
もちろん予習・宿題をしっかりやっている生徒の方が速く成果を上げていることは、いうまでもありません。
6.テストなどの結果を見せない
個別指導を受けている目的は何ですか。成績を上げるためですよね。
定期試験や模試などは普段の練習の成果をだす試合の場です。あなたが試合でどう戦ったのか、結果はどうだったのか、それを個別指導の先生に伝えましょう。
あなたは試合で勝つためにコーチを受けているのです。あなたが試合の様子をコーチに報告しなければ、コーチはあなたに何をどう指導してよいのかわかりません。それではあなたはいつまでたっても勝つためのコーチングを受けることができませんよ。
結果が良くても悪くても、ありのままを先生に報告してください。
7.手を動かさない
解説を聞いただけでわかった気にならないでください。自分の手で問題を解いて答案が書けなければ何もならないのです。言われなくても復習の時間をとって自分の手を動かしましょう。そして疑問点はすぐにチャット等で解決しましょう。この定着の有無でのちに大きな差ができます。
複数に心当たりのある人はぜひ担当の先生に相談してみてください。
さいごに
オンライン個別指導は直接対面より言葉による1対1の対話が重要になります。授業は一方通行で教わるばかりでなく、あなたの方からも先生に伝えなければならないことがたくさんあるはずです。オンライン個別指導の特徴を生かして、成果を上げていきましょう。