現代文を攻略するカギは「段落同士の関係」
ここ数年、早稲田大学の過去問に
一年中取り組んでいて分かったことがあります。
「段落同士の繋がり、分かってますか?」
と投げかけている問題が
学部を問わず多いこと。
早稲田の国語といえば、
どの学部も論理構成が非常に緻密で、
一筋縄ではいかない良問ばかりなのは
周知の事実ですよね。
苦戦している人、多いと思います。
先日、私の生徒も商学部の過去問で
「選択肢で迷ってしまう……」
と立ち止まりました。
そこで私が伝えたのは、
文章を単に「読む」のではなく
積み木のように文の「組み立て」に
意識を持つことです。
現代文は「一文」ではなく「段落の役割」で決まる

難関大、特に早稲田レベルの文章を読んでいると、
つい一文一文の意味を追うことに
必死になってしまいがちです。
しかし、早稲田の入試で求められるのは、
一文の意味や単語の知識以上に
「論理のつながり」を見抜く力です。
つまり、「この段落は、前の段落に対してどんな役割を持っているか?」
を常に把握していくこと。
●前の段落の「具体例」なのか?
●前の段落に対する「逆説・対比」なのか?
●全体の「結論」に向かうための「譲歩」なのか?
この「段落同士の関係性」が見えてくると、
文章はバラバラの情報の集まりではなく、
一つの「論理の設計図」として浮かび上がってきます。
その設計図の描き方は
筆者によって違うので
さまざまなパターンを
ストックしておく必要があります。
なぜ「春」から早稲田の過去問に取り組むべきなのか

「過去問は直前期に解くもの」
と思っている方も多いですが、
早稲田に関しては早くから
触れておくことを強くおすすめします。
早稲田の国語は、
高度な論理的思考と予測の力、
そして、一文を追いながら段落の関係を把握し、
テーマと筆者の主張を見抜くという
マルチタスクを要求します。
その緻密な論理展開に脳を慣らすには、
想像以上に時間がかかるからです。
今の時期から過去問に触れる目的は、
高得点を取ることではありません。
敵を知り、自分に足りない力を自覚すること。
早くから「早稲田の壁」を体感しておくことで、
普段の学習の質が劇的に変わります。
家庭教師として、私が伝えていること
一人で過去問を解いていると、
どうしても「解説を読んで納得して終わり」になりがち。
私の授業では、生徒に
「この段落の役割を一行で説明してみて」と問いかけます。
自分の言葉で段落の繋がりを言語化する。
そのトレーニングを地道に繰り返すことで、
初見の難しい文章でも迷子にならない
「論理の地図」を自分で描けるようになっていくのです。
憧れを、確信に変える春にしましょう
早稲田の壁は高いですが、
論理と予測という武器を正しく使えば、
必ず道は開けます。
この春、ただ文字を追う読書を卒業し、
早稲田が求める「構造的思考」への一歩を
踏み出してみませんか。