【記述力UP講座 p1】本文主義で解答を作ろう!
2024/7/26
国語の読解問題で一番大切なことは、「答えの手がかりは本文にある」ということ。
一見当たり前のことのように思えるかもしれませんが、国語の記述が苦手という人は今一度しっかり心に留めておいてほしいと思います。
国語の読解問題とは、〈文章中に書いてあることを正しく読み取る力〉を試すもの。
いわば、問題作成者からの「本文中に答え(の手がかり)がありますよ。それを読み取ってくださいね。」という問いかけです。
よって、自分が本文を読んでどう思ったかという、自分の考えや感想を解答に交えないように気をつけなければなりません。
個人の考えに正解も不正解もありませんから、基本的に採点なんてできません。テストとして成立しないのです。
算数の問題に明確な正解・不正解があるように、国語の問題にも当然あります。そしてその判断基準が、本文に書いてあるかどうかなわけです。
国語の読解問題では、徹底して「本文にどう書いてあるか」をもとに解答を作っていくという本文主義の姿勢を忘れないでほしいと思います。
この先生の他のブログ
文章の中で、「これは一体なぜなのか」や「どのようにして行ってきたのだろうか」という表現を見たことがありませんか。筆者が自分の考えを説明する文章なのに、どうしてこのような「問いかけ」の表現が使われているのでしょうか。実は、論説文の中で登場する「問いかけ」は「問題提起(もんだいていき)」の役割をしていま...
①普段の読書ならば、じっくりと時間をかけて読んだり、何度も読み返したりすることができます。込み入った内容の文章であれば、そうしないとなかなか内容が頭に入ってこないことも多いかもしれません。 ②しかし、テストには制限時間があるのでそのような方法は取れませんよね。一度の読みで内容を十分に把握するためには...
説明的文章(論説文)の読解では、「筆者の主張」を読み取ることが最も重要です。設問で聞かれている・聞かれていないに関わらず、「筆者の主張はこういうことだな」と理解しながら読み進めることができれば、文章全体の理解も格段にしやすくなるのです。今回は、「筆者の主張」を見つける目印となる言葉を一部紹介しましょ...
みなさんは、普段論説文を読み始めるとき、その目的を意識していますか?「文章を読む目的ってなに?設問に答えることってこと?」そんな言葉が聞こえてきそうですが、それではきっと文章中の大事なポイントを見落としてしまうことでしょう。 論説文を読むときの目的とは、筆者の主張をつかむことです。筆者は自分の意見を...