【高校受験・大学受験】夏休み後半、国語は「問題数」を増やす前に見直したいこと ―― 成績が伸びる人が実践する「1題を深く読む」勉強法
夏休みも後半に入りました。
この時期になると、
「もっと国語の問題を解かなければ」
と焦り始める受験生も多いのではないでしょうか。
夏休み前には、
「毎日1題解く」
「休日は3題解く」
と計画を立てていたものの、思ったように成績が伸びない。
そんなときに、さらに問題数を増やそうとするのは、必ずしも正解ではありません。
国語で本当に大切なのは、
「何題解いたか」ではなく、「1題から何を学んだか」
です。
今回は、夏休み後半だからこそ見直したい、国語の効果的な復習方法について解説します。
■国語は「解いた問題数」だけでは伸びない
例えば、同じ1時間でも、
◎Aさん
3題解く
↓
丸付け
↓
間違いを確認
↓
次の問題へ
◎Bさん
1題解く
↓
本文の根拠を確認
↓
選択肢を比較
↓
間違えた原因を分析
↓
本文を読み直す
↓
要約する
この2人では、同じ1時間でも得られるものが大きく違います。
もちろん演習量は大切です。
しかし、
問題を解くこと自体が目的になってしまうと、国語の力はなかなか伸びません。
1題を解いた後に、
「この問題から何を学んだのか」
まで考えることが重要です。
■「正解した問題」も復習する
国語の復習というと、
「間違えた問題だけ見直せばいい」
と思っている人も多いでしょう。
しかし、実は正解した問題にも復習する価値があります。
例えば、
「この選択肢はなんとなく正解だと思った」
という場合。
答えは合っていても、根拠が説明できなければ、次の問題でも正解できるとは限りません。
そこで、
「なぜこの答えになるのか」を本文から説明してみましょう。
正解の理由を説明できれば、その問題は本当に理解できたと言えます。
■読解問題を解いた後に確認したい5つのポイント
国語の問題を1題解いたら、最低でも次の5つを確認してみてください。
① 答えの根拠はどこにある?
選択問題なら、
「本文のどこを根拠にこの答えを選んだのか」
を確認します。
根拠となる部分に線を引いておくのもおすすめです。
② 間違えた原因は何だった?
「間違えた」で終わらせず、
本文を読み飛ばした
指示語を勘違いした
接続詞を見落とした
選択肢を最後まで比較しなかった
記述の条件を見落とした
など、具体的な原因を探しましょう。
③ 他の選択肢はなぜ違う?
特に選択問題では重要です。
正解の理由だけではなく、
「なぜ他の選択肢は不正解なのか」
まで考えてみましょう。
これができるようになると、選択肢の「微妙な違い」に気付けるようになります。
④ 筆者・登場人物の考えを説明できる?
説明文なら、
「筆者は結局何を伝えたいのか」
小説なら、
「登場人物はなぜこのように感じたのか」
を自分の言葉で説明してみましょう。
⑤ この文章を一言でまとめると?
最後に、文章全体を短くまとめます。
最初は一文で構いません。
慣れてきたら、
「50字」
「80字」
「100字」
など、指定字数を意識して要約してみましょう。
■高校受験生は「根拠」を意識する
高校入試の国語では、
本文から根拠を探す力
が非常に重要です。
例えば、
「なぜ筆者はこのように考えているのか」
と聞かれたら、
自分の経験や知識ではなく、
本文のどこにその理由が書かれているか
を探します。
この習慣が身につくと、説明文だけでなく、小説の心情問題や記述問題にも応用できます。
夏休み後半は、
「答えを覚える」
のではなく、
「答えにたどり着くまでの道筋を覚える」
ことを意識しましょう。
■大学受験生は「文章構造」まで見る
大学受験の現代文では、文章そのものが長くなります。
そのため、
「この段落は何をしているのか」
を意識して読みましょう。
例えば、
・問題提起
・具体例
・対比
・言い換え
・筆者の主張
などです。
「しかし」が出てきたら、その前後で内容が変化していないか。
「つまり」が出てきたら、その前の内容をまとめていないか。
「例えば」が出てきたら、何を具体化しているのか。
こうした文章構造を意識することで、長い文章でも内容を整理しやすくなります。
■1題を「解く→復習→再読」する
夏休み後半におすすめしたいのが、この3段階です。
STEP1 解く
まずは時間を測って、本番を意識して解きます。
↓
STEP2 復習する
答え合わせをしたら、
根拠
間違えた理由
選択肢の違い
筆者の主張
を確認します。
↓
STEP3 もう一度読む
復習した翌日や数日後に、もう一度本文を読みます。
一度内容を理解してから読み直すことで、
「最初は気付かなかったこと」
が見えてくることがあります。
この繰り返しによって、文章を読む力が少しずつ身についていきます。
■夏休み後半のおすすめ学習時間
高校受験生
平日30〜60分
漢字・語彙 10分
読解1題 20〜30分
復習 15〜20分
毎日1題解くことが難しければ、
1日おきに1題+翌日は復習
でも構いません。
大切なのは、問題数を無理に増やすことではありません。
大学受験生
平日60〜90分
現代文読解 30〜40分
復習・要約 20分
古文・漢文 20〜30分
休日はまとまった時間を使って、
長文読解
記述問題
古文・漢文
解き直し
まで行いましょう。
夏休み後半は「量」から「質」へ
夏休み前半は、
「まず勉強する習慣を作る」
ことが重要でした。
しかし、8月後半は少しずつ、
「その勉強から何を得たのか」
を考える段階に入ります。
国語の場合、
10題を解いてほとんど復習しないより、
5題を丁寧に復習して、
「なぜ間違えたのか」
「どうすれば次は正解できるのか」
を理解する方が、長期的には大きな力になります。
■まとめ
夏休み後半の国語で大切なのは、
「問題数を増やすこと」ではありません。
1題1題から、できるだけ多くのことを吸収することです。
今日から、
・根拠を本文から探す
・間違えた原因を分析する
・他の選択肢が違う理由を確認する
・文章の構造を整理する
・最後に要約する
という復習を意識してみてください。
国語は、勉強しているのに成果が見えにくい教科です。
だからこそ、
「何となくたくさん解く」
から
「1題を深く理解する」
へ勉強方法を変えるだけでも、学習の質は大きく変わります。
そして、この積み重ねが秋以降の読解力につながっていきます。
「国語の問題は解いているけれど、なかなか点数が伸びない」
「復習のやり方が合っているか分からない」
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
現在の学習状況や志望校、苦手分野を確認したうえで、夏休み後半に何を優先すべきか、一緒に学習計画を考えていきましょう。
この先生のおすすめコース
- 「文章量が多いと集中力が切れる」 「設問で迷う」 といった理由で得点が安定しないタイプ。
- 「答えは本文にあるはずなのに見つからない」「解説を読めば分かるが、同じ発想ができない」 と感じている
- 今のうちに“考え方”から学習を立て直したい生徒。
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国語のおすすめの指導コース
- 漢検や中学受験に向けて、漢字や熟語を確実に覚えたい!
- 海外在住・帰国生・インター生で、漢字にじっくりふれる機会が少ない!
- 漢字の勉強の仕方がわからない、漢字を覚えるのが大変!
- 記述問題が苦手で、解答欄が空白になることが多い
- 何をどう書いていいのかわからない
- がんばって書いたのに、✖になってしまう
- 記述問題を中心に、点数の取れる答案の作り方が分からない方
- 中学受験に向けて、国語の点数を上げたい方
- 進学塾で中学受験コースの指導経験がある、やさしい女性の先生に教わりたい方
- 模試E判定から(本命)早稲田大学(併願)GMARCHに合格したい生徒さん
- 早稲田 国語 過去問を解いても復習・定着方法が分からない生徒
- 早稲田大学国語に特化した受験対策をご希望の生徒さん
- 文章は読んでいるはずなのに、点につながらない…
- 記述問題で何を書けばいいのか分からない…
- 定期テストは80点以上なのに、実力テストや模試になると伸び悩む。