古典についてのオンライン家庭教師ブログ(41件)
平安時代の十二単(じゅうにひとえ)といえば、華麗で優美でいかにも「the平安貴族」なイメージですね。京都では時代祭や葵祭で、実際の衣装として見ることが出来ます。2019年、皇后となられた雅子様が、大変美しい十二単をお召しになっていたのも、記憶に新しいですね。(是非画像検索してみよう) さて、十二単は、なんとなく「十二枚着てるんでしょ」と思っている人が多いですが、実は、それは最初期だけのことで、八枚、五枚と減っていきます。「ほな、八単、五単やん」と思いますが、「十二」とは、一説によると「十二分に」から来た言葉でもあるそうです。おもしろいですね。「たくさん着ている」という意味なんですね。「十二単、...続きを見る
ニシオカオンライン家庭教師
大学受験の古文で「身をしる雨」という表現があります。有名な和歌を一つ。 かずかずに 思ひ思はず 問ひがたみ 身をしる雨は 降りぞまされる(あれこれと、あなたが私を想ってくれているのかいないのか、知りたいけれど聞けないので、そんな私が自分の身の程を知るための雨が、あぁどんどん降ってきたなぁ) 「身の程を知る」とは、自分の立場や身分、状況などを「この程度である」とわきまえる、という意味です。「どうせ私なんて」の気持ちがにじみ出る表現なんです。 上の和歌も、付き合っているはずの恋人が、ほんまに自分のことを大事に想っているのかどうか、知りたいけれど聞くのもためらう切ない気持ちが込められています。だって...続きを見る
ニシオカオンライン家庭教師
皆さんは、古文の文法を勉強するとき、どんな意識で取り組んでいますか?なぜ文法の勉強が必要なのか、わかって取り組めていますか? テストに出るから? いいえ、その答えは正しくありません。共通テストなどでは、文法が直接単体で問われることはありません。(学校の定期テストではあるかもしれませんが)入試で直接問われないのに、なぜ文法の勉強が必要なのでしょうか? それは「文章を読解するため」に文法が必要だからです。文章を読解する際、その文に否定が含まれているか、疑問・反語表現があるか・・・などを文法的に理解しないと正確に解釈できません。だからまず文法を勉強するのです。 「文章を読解するため」という視点で、文...続きを見る
杉原オンライン家庭教師
お久しぶりのブログとなってしまいました・・・講師の柳沢です☺️ 今時期は受験シーズンですのでこちらのオンライン家庭教師の他に講師業をしております予備校・塾ともに、自分の生徒様で受験生がたくさんいます! どの子もみんな最後まで諦めずに頑張っていたので受かって欲しい・・・と願いドキドキの毎日を過ごしております。笑 やはり何度経験しても、この時期は気持ちが浮ついてします😩💦 さて、本日の本題は「古典」です! ココ最近ありがたいことに、お問い合わせやコーススタートの科目でいちばん多いのが「古典」です。 皆さんの古典のイメージはどんな感じですか? 「言っていることが分かりそうでわからない・・・」...続きを見る
柳沢オンライン家庭教師
来年度から始まる大学入試共通テスト。 国語においては、現代文も、古文も漢文も、新しい問題の形式が導入されます。古典では、プレテストで会話文が出てくるなど、今までにない形態が出題されていました。 今回は、「共通テストの古典についてどう対策していけばよいか」ということについてご質問があったので、僕が考えたことを共有します。 まず結論から言うと、 予備校の共通テストの模試「ではなく」、センター過去問で安定して取ることを目標にした方が建設的かもしれません。 というのも、予備校の共通テストの模試は、「正解がない」中で試行錯誤しているからです。新しい制度に変わり、予備校の方もどういう出題がなされるか、ノウ...続きを見る
kuroオンライン家庭教師
古文法を最初に学ぶ時は、たしかに文法どおりの直訳で学ぶほうがいいです。しかし、入試レベルを解くのであれば、意訳も受け入れることを「レベルアップ」と捉えたほうがいいのかもしれません。意訳とは、・「本文の文法的な意味から大きく逸脱しない」・「本文で表現したい内容を自然な現代語で表現している」ものです。 この「本文の文法的な意味から大きく逸脱しない」は、文法的基礎が固まれば判断できるようになると思います。婉曲の意味は省略されるなど、細かい部分が省略されてしまっていることもあるかもしれません。最終的なゴールは、なめらかな現代語に訳せるようになる、ということだと思うのです。そもそも文法通りの「直訳」もち...続きを見る
kuroオンライン家庭教師
古文・漢文にアレルギーがある人、多いと思います。かくいうぼくも、noschoolでは古典の質問ばかり答えてますが、高校生の時は古典が一番嫌いでした。(「文系だから」という理由で15年くらい古文漢文を教えてきたので、さすがに今は大丈夫ですけど)そういう人でも、文系だから、もしくは理系の上の方を目指すから、古文漢文の受験勉強を始めないといけない、、、という人は多いと思います。今が高校1年生であれば余裕ですけど、高校2年生、もしくは高校3年生で始めなきゃ!という人もいますよね。今回はそういう古文・漢文にアレルギーがある初心者向けの受験勉強のはじめかたの一例を考えてみました。(でも6割くらいの人は使え...続きを見る
kuroオンライン家庭教師
さて、今日はちょっと漢字について。漢文で一番最初に習う出典として『論語』があります。その一節でこういう文があります。 「学而時習之。不亦説乎。」→学びて時に之を習ふ。亦説(よろこ)ばしからずや。(習ったことを機会があるごとに復習し身につけていくことは、 なんと喜ばしいことではないか。) 通常の授業では、まあ、返り点どおりに書き下し文にして、訳を見て、「ふーん、わかった」でいいのですが、ひとつ疑問が湧きませんか。 「説」がなんで「よろこばしい」なのか・・・? 高校の時、古典の先生がもしかしたら説明してくれたのかも知れませんが、残念ながら覚えてません。。。これは辞書の力を借りてみよう。ということで...続きを見る
kuroオンライン家庭教師
こんにちは。 以下の質問に答えたのですが、https://noschool.asia/question/195344-1568725518これはブログの記事にしたいと思ったので、ブログにも載せますね。 さて、助動詞の学習方法。古文学習者にとって一番頭の痛い、けれど大事な分野です。。しかしこれにも効率的な手順というものがあります。 ただ、ちょっと待ってください。古文の文法は英語以上に、やる順番が大切です。 まずは・・・ 助動詞をやる前に、「用言の活用が完璧であること」が前提となります。動詞の9つの活用、形容詞ク活用(シク活用は「し」をつければいいだけ)、形容動詞ナリ活用(タリ活用はあまり出ない)...続きを見る
kuroオンライン家庭教師
タイトルのまんまですが、今の時代YouTubeで勉強というのもありかもしれませんね。 最近は、マンツーマン授業で内容を解説したあと、宿題としてYouTubeを視聴する、という方法を取り入れることも増えてきました。 参考までに以下、古典の解説サイトを羅列してみます。==・古文 文法の解説動画一覧古文 助動詞 - YouTube ・漢文 漢文の基本漢文 漢文の基本 - YouTube ・漢文 再読文字漢文 再読文字 - YouTube ・漢文 使役漢文 使役 - YouTube ・漢文 受身漢文 受身 - YouTube ・漢文 単純否定漢文 単純否定 - YouTube ・漢文 二重否定漢文 二...続きを見る
kuroオンライン家庭教師
古典の参考書、どれがいいでしょう?という質問がありました。今回は「手っ取り早く」学ぶにはどれが効率がいいか、という点に絞ってご紹介します。「じっくり」学ぶ、だと他の参考書がいろいろと候補にあがってきます。 古文:中学生ではこれがよさそうです高校入試 とってもすっきり古文漢文 新装版 旺文社 https://www.amazon.co.jp/dp/4010216255/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_eBqDDbT4J3PQH 古文:高校生の文法問題集↓古文の文法をやるなら(文法はこれ1冊でOK。自分の古文文法の授業では、常にこれを使っています)ステップアップノート30古典文法基礎ド...続きを見る
kuroオンライン家庭教師